狭い国土に少ない平地といった、土地そのものの希少性か社会・文化を規定する側面もあると思います。貴重な土地を守ろうという意識が、土地や不動産の所有を個人の人格、「自分」に強く結びつけているようです。その結果、土地や不動産を単純な「物」として売買することが、忌み嫌われてきたのだと思います。道路整備や空港をつくるための用地買収でも、「先祖代々受け継いできた土地は、金では売れない」といって、交渉にすら応じ
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鉄筋は錆びると体積が膨張し、やがてコンクリートを破壊する「爆裂」を起こします。鉄筋の表面からコンクリートの表面までの距離は決められていて、これを「かぶり厚さ」と言いますが、このかぶり厚さを守らないと長い間には爆裂の危険性をはらんでしまうのです。このように大事な構造体以外にも、水切り鉄板という、屋根・出窓・土台部分の外部に、露出する金属製の薄い板を使用することがふつうです。最近は錆びにくいステンレス
錆対策について... の続きを読む
三菱地所の土地は、書物によれば次のようである。明治二二(一八八九)年、陸軍省が麻布に煉瓦づくりの近代的な兵営建設を計画。予算の見積もりは一五〇万円で、その費用捻出のために丸の内一帯と神田三崎町の陸軍用地とを合わせて民間に払い下げることに決まった。しかし、おりからの不況で買い手はなく、明治二三(一八九〇)年、ときの大蔵大臣松方正義が三菱二代目総帥の岩崎禰之助に買い取りを懇請した。禰之助は丸の内と神田
三菱と三井のルーツ... の続きを読む
気密化は日本とは風土が異なる欧米の技術だから日本には合わない、気密にすると壁の木材が腐朽しやすくなるといった、頭のなかだけで構築した観念論でもって設計している建築家や専門家もいまだに多いのですが、こうした発言は、湿度形成のメカニズムや実際に行われている気密化の方法に関して無知であることを自ら語っているようなものです。いま実施されている気密化は、壁の周囲を完全密封にして壁のなかへの空気や水蒸気の出入
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建売り住宅を買うときは、素人にはわからない部分が多いので、第3者の建築士に同行してもらうのがベストです。注意しておきたいのは、あなたが買おうとしている住宅の物件説明書やパンフレットには、設計した建築士の名前が書いてあります。また、工事監理をした建築士の名前も書いてあります。これで、それなりに安心してしまうのはまちがいだということ。わが国で住宅を建てようとすれば、その住宅の床面積が木造で100平方メ
一緒に見てもらおう... の続きを読む
高気密・高断熱住宅は、このように、冬は快適な暖房が効果的にできますが、夏はさらに快適で過ごしやすくなるといってもいいでしょう。従来、冷房といえば部屋の空気温度を下げることだと考えられてきました。暖房とは逆だということで、断熱材がたくさんはいった家は、冷房もよく効くと思われているのですが、これは大きな誤解です。たしかに、暖房は断熱性能が高ければよいのですが、冷房には外から侵入してくる水蒸気をさえぎる
冷房とは、空気を冷やすことではない... の続きを読む
すみからすみまで穴があくほどチェック。やったー、新しい分譲地を見つけた。早速、問い合わせ。でも、すでに売約済み。こんなことが、よくあると思います。不動産会社は土地を売り買いするのが仕事です。ですから、土地は必ず出てきます。でも、広告に出てからでは遅い。その前にすでに勝負は決まっているのです。不動産会社は売れ残りを嫌います。高く売りたい、売れ残りは絶対に避けたいと思うのが正直な気持ちです。では、どう
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売買契約が済んでも住宅ローンが借りられなければマイホームを買うことはできません。そこで、銀行が行なう事前審査の制度を活用します。申込んだ段階で物件内容と所得証明書などを提出すれば、無料で2〜3日で結果が出ます。また、契約まで時間的な余裕がなければローン特約(ローンが通らない場合は契約は無効)を契約書にうたうことです。特約期間の定めは特にありませんが、通常は融資予約が下りるまでの1〜2週問です。契約
ローンが通るかわからないときは「ローン特約」をつけ... の続きを読む
いよいよ住まいを建てようとする時、だれもが、日頃思いうかべる身のまわりの希望を、あれもこれもと並べます。たとえば、いつもここにガス釜が置いてあるのは不便だとか、どうしても今度は給湯器から何ヵ所も給湯させたいなどということです。まだ、こんな例ならば良いのですが、壁紙の希望、照明、果ては家具まで、ああしたいこうしたいということになると、確かに一つ一つどれも大切なことではあるけれど、全体に考えないと失敗
家に対する希望は全体に大きく... の続きを読む
室内に暑い風が通っても、壁からの冷幅射で涼しく感じさせることができました。前日の夜が冷えていれば、翌日も昼過ぎくらいまでは、その冷幅射の効果は続きました。ただ残念なことには、昔の隙間だらけの建物では、冬は極端に寒くなってしまったのです。その寒さ対策のために、日本の家は冬向きの家になり、ついには、現在見られるさまざまな欠陥を抱えてしまったのです。その欠陥を乗り越えるためには、小手先の技術ではなく根底
パッシブ住宅について... の続きを読む