型枠にも鉄製化が進んでいる

2011.12.02

コンクリートはふつう型枠を現場に組立てて打込む。型枠を組立てるのには支柱や枠組みの器具などを使う。型枠は足場とならんでコンクリート工事に大きな役割をもっている。型枠にも鉄製化が進んでいる。昔は型枠は板を現場で一々組立てていた。いわゆるバラ板で、現在でもある。大正末年ごろからいわゆる定尺パネルが使われはじめた。2尺×6尺が基準になっており、大体定尺物が全体の80%位と推定されている。昭和29年に東京芝浦の倉庫建築に大林組が鋼製の定尺パネルをはじめて使った。

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それ以来土木・建築のコンクリートに鋼製型枠が広く利用されるようになった。鋼製型枠は1尺×6尺が定尺で、すでに200万枚以上が出廻ったといわれている。ある推計では木製定尺パネルは年間1000万枚位が使われている。鋼製型枠は200回程度の繰返し使用が可能だといわれ、200万枚はそっくりまだ使用されているだろうから。定尺パネルの約10%位が鋼製になった勘定である。鋼製型枠の利点はまず組立て解体の早いこと、なれると木製の半分ないし4分の1で出来るという。次に長もちする。また支持材料が少なくてすみ、仕上り精度も高い。欠点は重い、加工が出来ない、購入価格が高いなど。鋼製型枠は多量繰返しの条件がある場合には定尺物だけでなく特別の形状のものを利用することで効用が高まる。住宅公団は37年に柱型や梁型などをふくむ、アパート用型枠セットを試作しているし、ダムなど大土木でも専用型枠が利用されている。