基礎は建物で一番大事な構造ですから、いくつかのチェックポイントをクリアする必要があります。まず「型枠検査」ですが、コンクリートを流し込む際の型枠を検査します。最近は鋼製の型枠を使用しているハウスメーカーが多いですが、この型枠がゆがんでいたりずれていたりすれば、流し込んだコンクリートはそのとおりの形に固まってしまいます。ですから、型枠の形がちゃんとしているかどうかをチェックするわけです。次に「スランプ値検査」ですが、これは流し込む生コンクリートの品質(固さ)チェックのことで、「スランプ値」とは、コンクリートを流し込む際の生コンクリートの柔らかさを表す数値のことです。
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この検査は、ミキサー車で運ばれてきた生コンクリートを取り出し、現場で行います。簡単に説明しますと、底の部分を取り除いたバケツを逆さまにして、生コンクリートを詰め込みます。そして、バケツを取り除くと、コンクリートは山形に固められた状態になりますが、このとき山に崩れが生じます。固いコンクリートならばこの山の崩れが小さくなり、柔らかいほど崩れは大きくなります。崩れたあとの山の高さがスランプ値で、通常は15〜18センチメートルの範囲内にあれば合格です。なぜこういう検査が必要なのかと言えば、現場では生コンクリートを流しやすいように柔らかくする傾向があるからです。これだと確かに流しやすくはなりますが、当然固まったコンクリートに必要な硬さが確保できなくなります。さらに、テストヒース検査によって、固まったコンクリートの強度を検査します。スランプ値検査と同様に現場で生コンクリー卜を鋼製のシリンダーに流し込んで、4週間経過させます。そのあとシリンダーからコンクリートを取り出し、圧縮破壊検査を行い、必要な強度が確保されているかどうかを見ます。コンクリートの強度は4週間経過後の強度が設計強度として設定されています。