パッシブ・ソーラー的な発想の一つ

2011.12.23

落葉樹を植えて夏の陽をさえぎるというのは、この考え方に沿った発想である。もっとも、庇がないとちょっとした吹き降りでも雨が降りこみやすいから、そのたびに窓を閉め切らなければならない、という不便はあるが、これは、あくまでぼく自身の経験と好みからすると、冬の室内に満ちる陽射しの恩恵に比べて二次的な問題にしかすぎないようだ。近年は機械装置を通して太陽熱を回収するアクティブ・ソーラー・システムに代って、機械を使わずに自然のエネルギーを利用するパッシブ・ソーラー・システムという概念が注目されている。

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冬の陽射しを最大限に取り入れると、室内がその時に暖かいだけではなく、太陽の輔射熱を吸収した床や壁が陽がかげってからもその熱を室内に放散し、暖房の負荷を軽減する。つまり金属サッシの水密性を利して庇を短くして冬の陽射しを取り入れ、夏の陽は落葉樹にょってさえぎるのは、システムというほどのことはないが、パッシブ・ソーラー的な発想の一つとも言えるのである。