いい仕事をすれば仕事は来る?

2011.10.14

私は常々、とても疑問に思っていることがあります。それはうちの会社は創業30年になるのだが、現に今年の受注は散々だし、今後を考えると、「業界は斜陽かなと思うよ」というような声がときどき聞こえてきます。「失礼ですが、社長が30年前に建築を請負った住宅は今も健在ですか。ただし、そのお客様がある程度裕福な生活をなさっている方の場合です。家庭の事情があるのであれば別ですが、ほとんど建て替わっているはずです。日本は欧米と違って戦後、大家族から核家族に変ってきました。そのために二世帯三世帯が一緒に住まなくなって、家自体が小さくなってきました。また、不急不要な部屋を造らない啓蒙政策(住宅ローンを普及させ、戦後の住宅不足を早期に解決させようという政府の方針により)が行なわれ、客間などがないサラリーマンの家庭が増えました。この結果、20年から25年で家が建て替えされるようになってきた訳です。あたかも女性が衣服を着替えるように…。このように住宅の歴史から考えると、住宅産業は衰退しないと思います。概ね日本の全世帯の1%(日本全体の世帯数は約3000万世帯、その1%が30万世帯)の家庭は家を新築または建て替えしているし、少なくともこの傾向は、当分続くでしょう。だから住宅業界は斜陽産業にはなりません、これまでのように…。だからと言って、今までのようにただ看板を上げているだけで仕事は来ません。」「人問生きていくためには衣・食・住の3つは欠かせないから、あなたの話は判るよ。俺たち建設業にいる者は、いい仕事をしていれば最低でも食うだけの仕事は来るよ。」「そうです。いい仕事をするということなんです。」だからいい仕事をする、ということを改めて考える必要がありましょう。

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