今、都会人はほとんどが狭さ感覚マヒとなっている。もともと畳の縦横六尺三尺がすべての広さ基準の標準寸法(モジュールという)として浸透している国民だけに、今も何畳大という畳の枚数で広さを計ることが定着している。ところが、実はこれが大変厄介のもとで、今どき一枚がきちんと六尺三尺(一メートル八十センチ×九十センチ)ある畳など、どこにもないのである。「タンスが三本並ぶはずなのに二本しか入らない」と嘆く主婦のマンションを調べてみると、六畳なのに縦が三メートル弱、横が二メートル二十センチほどしかないのである。
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なんと畳一枚が、一メートル五十センチ×七十三センチだったわけだ。しかし、その主婦は「おかしいわね、ちゃんと六畳あったのに」とびっくりしているのだ。都会人はもっと広さ狭さ感覚を磨かなければいけない。